MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「星に仄めかされて」

多和田葉子
ドイツ・日本作家
3部作2章
祖国(=日本)滅亡でコペンハーゲンの病院に集う”言語受難者たち”6人の男女
北欧言語を基にした人工言語パンスカが紡ぐ現代文明批判
オン・ザ・ロード」的ロードノベルに深い寓意を孕む軽妙洒脱な会話
亡国への船出と共に物語は最終章へ

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