MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「生き残った帝国ビザンティン」

コンスタンティヌス帝のミラノ勅令 即ちローマ帝国のキリスト教国教化と共に幕開けした東ローマ帝国 その統治理論は皇帝崇拝と市民帝国の絶妙なバランスは儒教的中華王朝に似ている だが中国は非宗教化が進んだのに対しビザンツは徹底宗教化で創造的破壊が起きなかった

「白鶴亮翅」

多和田葉子著 日本・ドイツ作家 言語は歴史が生む 従って言語の旅は深い歴史を刻む旅にもなる 日常生活の刹那に異文化と言語遊戯が加わる事でこうも魅力的な物語に昇華する 日本人ドイツ語翻訳家は様々な国のルーツを持つ人々と太極拳を学び散歩して翻訳中のクライストの短編を現実に重ね学びを得る

「古代メソポタミア全史」

農業・宗教・法律・戦争・星座・文書・料理・工業・神話・貿易・土器・放牧 シュメール文明を紐解くと現在に至るまでの基本的な人類の営みは既に5000年前には完成していたのだと感じる 南北で異なる風土の結合 4大河文明で唯一2つの大河を有した肥沃な三日月地帯3500年の歴史

「12世紀ルネサンス」

震源:北東スペイン・シチリア・北イタリア・シャルトル学派 経緯:シリアでギリシア・ローマ+ペルシア+インド古典翻訳 経由国:イスラーム諸国・ビザンツ帝国 契機:十字軍・東方貿易・都市形成 分野:恋愛詩人登場・自然科学発見・哲学と神学の融合・大学誕生・医学進展・翻訳活発化

「物語イスタンブールの歴史」

都市圏人口1500万人 東京やジャカルタに次ぐメガロポリスにして世界帝都2600年の悠久の古都イスタンブール 新市街 旧市街 ユスキュダル カドウキョイ ペーラ スルタンアフメット オルタキョイ ベシクタシュ エミノニュ クンカプ ルメリヒサル アナドルヒサル ベイオウル

「ビザンツ帝国」

三重の城壁と鎖による海上封鎖 黒海とエーゲ海の塩分濃度の差異からくる荒波 火炎放射兵器”ギリシア火” 7丘と隘路のボスフォラス海峡 難攻不落の首都に1000年も続いたビザンツ帝国 身体不具者は皇帝の資格なしとして敗者は盲にされ熾烈な帝位継承戦 十字軍混迷の果てに滅びた千年王国

「オスマン帝国英傑列伝」

分野を跨ぐオスマン帝国10人の英傑を紹介 建国者オスマン1世 征服者メフメト2世 建築家ミマール・スィナン 垂簾母后キョセム 国父ケマル・アタテュルク 細密画家レヴニー 女性革命家ハリデ・エディプ 西欧化革新者マフムト2世 寵姫ヒュッレム 近代画家オスマン・ハムディ