MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「スペイン・ロマネスクへの旅」

イスラーム勢力からレコンキスタで国土を取り返したという特異な歴史を持つスペイン
特に早くも中世中期にカトリックに戻ったピレネー付近のカタルーニャ・ガリシア・レオンは独特なロマネスク様式で知られる
南仏やイタリアを想起する教会は同地の宗教熱を今も物語る

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「カタリ派とアルビジョワ十字軍」

マニ教とボゴミール派由来とされる南フランスの過激異端カタリ派
生殖と腐敗した教会と教皇を否定する原点回帰の教義は必然的に権力の反発を喰らう
教皇とパリ伯が手を組み全滅作戦”アルビジョワ十字軍”が始動
カルカッソンヌやピレネーは異端審問の血に染まり滅んだ

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「物語カタルーニャの歴史」

アラゴン・カタルーニャ連合王国
バルカン半島・シチリア・サルデーニャ・マヨルカ・ナポリ王国を支配した中世海洋帝国
アルビジョワ十字軍でルイ9世にナルボンヌ奪取で衰退化
レコンキスタ時カスティーリャ王国に併合されスペイン帝国へ
ガウディと共に蘇る近代芸術都市へ

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「中世イタリアの都市と商人」

自治都市コムーネに見る中世イタリア都市国家
ジェノヴァ:毛織物染色触媒の明礬をトルコから輸入→黒海貿易支配→キオス島拠点→フランドル・イギリス輸出
ピサ・フィレンツェ:手工業発展→自家製明礬→陸海輸出→毛織物→金融業→ルネサンス
ヴェネツィア:スパイス貿易

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「物語イタリアの歴史II」

テヴェレ川に臨むサンタンジェロ城にまつわる血と栄華のイタリア史 ローマ皇帝ハドリアヌス 大教皇グレゴリウス1世 イタリア王妃マローツィア夫人とその息子たち 異端者アルナルド 教皇ボニファティウス8世 富豪ロレンツォ・デ・メディチ 探検家コロンボ 画家カラヴァッジョ

「神秘の中世王国」

“地中海の臍”シチリア島 ギリシア人やフェニキア人の入植がローマ帝国の下準備をしアラブ侵攻が中世12世紀ルネサンスを生みノルマン侵攻がヨーロッパ近代を呼んだ “シチリアの晩鐘”後はフランスとスペインの係争地へ マフィアなど独特の文化を生んだアラブ的神秘性に満ちた中世王国

「サタンタンゴ」

クラスナホルカイ・ラースロー著 ノーベル賞ハンガリー作家 カフカ×ルルフォ×ボルヘス×ソローキン 2部構成で∞字型に作内で蜘蛛の絵が周回を暗示する円環構成 共産主義時代末期ハンガリー終末観から救世主を待望する人々 形而上学的作品だがその幾何構造に依存しない力強い言葉が魅力