MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「善き女の愛」

アリス=マンロー著
ノーベル賞カナダ作家
8短編集
全編がホラー&サスペンス調
題名・キャラ・表現の全てを心地よく裏切ってくる
毒吐き老女の介護人が葛藤や苛立ちから意外なラストを迎える”善き女の愛”
幸せ絶頂からの転落“コルテス島”
意識持ち胎児が母を嫌味に偉そうに語る”母の愛”

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収録作
“善き女の愛”
ジャカルタ
“コルテス島”
“セイヴ・ザ・リーパー”
“子供たちは渡さない”
“腐るほど金持ち”
“変化が起こるまえ”
“母の夢”

100Pと著者的には少し長めの表題作”善き女の愛”はO・ヘンリー賞受賞作
ここから米紙ニューヨーカー連載など国際的知名度も上がっていった