MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「訴訟」

フランツ=カフカ

ユダヤ系ドイツ作家

一般に「審判」で知られる未完の不条理小説

有望株の若き銀行員Kは覚えのない訴訟を受ける

初めは余裕だが徐々に焦燥する様子が監視カメラの様な描写で進む

これほど読後に混沌し感想が多極化する作家は日本では村上春樹夏目漱石だけらしい

海辺のカフカ」を思い出す

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