MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「20世紀アメリカ短篇選 下」

主題が明確だった先鋭的なモダニズムは鳴りを顰め漠然とした個人や世界の不条理を描くポスト・モダニズムの時代へ 映画やアメコミのマッチョさとは正反対に文学は繊細で弱い逃避者が中心 カフカの不条理 プルーストの記憶 ジョイスの言語 上記3要素の浸透&膾炙も見られる

1「ユダヤ鳥」バーナード・マラマッド 2「別居」ジョン・アップダイク 3「笑い男」ジェローム・デビッド・サリンジャー 4「ミリアム」トルーマン・カポーティ 5「ゼラニューム」フラナリー・オコナー 6「木・岩・雲」カーソン・マッカラーズ 7「黄金の雨」ドナルド・バーセルミ 8「父親になる男」ソール・ベロー 9「暗夜海中の旅」ジョン・バース 10「動物園で」ジーン・スタフォード 11「ランス」ウラジーミル・ナボコフ 12「たいへん幸福な詩」フィリップ・ロス 13「ある記憶」ユードラ・ウェルティ 14「バーンハウス心霊力についてのレポート」カート・ヴォネガット・ジュニア