MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「すべての見えない光」

アンソニードーアアメリカ作家 ピュリッツァー賞受賞作 光は速さ 光は重さ 光は物質 故に”全ての光は見えない” 第二次世界大戦下サン・マロ 盲目のフランス少女の感じる”光景” ナチ党ラジオ修理係のドイツ少年の感じる”音声” 迫るノルマンディー上陸作戦 子供達が見た戦争 同題材のスピルバーグプライベート・ライアン」 冒頭の吐気催す戦闘描写は帰還兵が記憶そのものと答えたほど有名

語彙は少ないが感受性豊かな子供が主人公の戦争文学は非常に難しい 反対に成功例は名作揃い

悪童日記」日記+双子 「ブリキの太鼓」3歳で成長停止

敵国同士W主人公の本書も成功例だ