MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「ブルーノの問題」

アレクサンダル=ヘモン著 ユーゴスラヴィア出身(現ボスニア)アメリカ作家 8短編集 バイリンガル作家ナボコフの作風を強く想起する様な作品群 本文より註釈や引用が多い”ゾルゲ諜報団” 殺伐とした典型的な共産主義東欧社会を描く”島” 故国喪失者の孤独を濃密に陰鬱に言語を軸に表現

以下収録作

“島” “アルフォンス・カウダースの生涯と作品 “ゾルゲ諜報団” “アコーディオン” “心地よい言葉のやりとり” “コイン” “ブラインド・ヨゼフ・プロネク&死せる魂たち” “人生の模倣”