MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「イェレナ いない女」

イヴォ=アンドリッチ著
ノーベル賞ユーゴスラヴィア作家
8短編3エッセイ2散文詩
多民族国家を描くことの難しさ
どの主人公も特定民族に偏らせず不正義と不条理に言葉で対抗
ユーゴスラヴィア文学界のティトー大統領”と言うべき存在
橋や自然などを讃え夢見た民族統合の足跡

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以下収録作

“橋”
“アリヤ・ジェルゼレズの旅”
“蛇”
“石の上の女”
1920年の手紙”
“3人の少年”
“ジェパの話”
“アスカの話”
“イェレナ いない女”
エクス・ポント(黒海より)”
“不安”
“スペインの現実と最初の一歩”
コソボ史観の悲劇の主人公ニェゴシュ”
“いかにして書物と文学の世界へ入ったか”