MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

大江健三郎全74冊読破記念総書評

戦後史=大江文学史
22歳で文壇の寵児へ
常に時代を弱者の側から描き文体改造を継続
またノーベル賞後にこれほど挑戦的な大作を出した作家もいない
作家としては勿論
批評家として
人として
父として
本当に立派な方
義の想像と偽の創造が育む渓流の樹海神話のサーガ群

f:id:MarioPamuk:20230801173408j:image

以下個人的ランキング

1「水死」
2「宙返り」
3「燃え上がる緑の木」
4「同時代ゲーム
5「性的人間」
6「万延元年のフットボール
7「芽むしり仔撃ち」
8「憂い顔の童子
9「取り替え子」
10「死者の奢り・飼育」
11「個人的な体験」
12「洪水はわが魂に及び」
13「懐かしい年への手紙」

14「美しいアナベル・リイ」
15「静かな生活」
16「M/Tと森のフシギの物語」
17「叫び声」
18「新しい人よ眼ざめよ」
19「さようなら 私の本よ」
20「われらの時代」
21「キルプの軍団」
22「われらの狂気を生き延びる道を教えよ」
23「空の怪物アグイー」
24「人生の親戚」

25「雨の木(レイン・ツリー)を聴く女たち」
26「暴力に逆らって書く」
27「ヒロシマ・ノート」
28「沖縄ノート
29「河馬に噛まれる」
30「遅れてきた青年」
31「文学の淵を語る」
32「私という小説家の作り方」
33「晩年様式集(イン・レイト・スタイル)」
34「大江健三郎 作家自身を語る」

35「ピンチランナー調書」
36「みずから我が涙をぬぐいたまう日」
37「見る前に跳べ」
38「日常生活の冒険」
39「いかに木を殺すか」
40「小説の経験」
41「治療塔惑星」
42「僕が本当に若かった頃」
43「恢復する家族」
44「”話して考える”と”書いて考える”」
45「鎖国してはならない」
46「治療塔」

47「小説のたくらみ 知の楽しみ」
48「言い難き嘆きもて」
49「壊れものとしての人間」
50「同時代としての戦後」
51「新しい文学のために」
52「あいまいな日本の私」
53「読む人間」
54「持続する志」
55「厳粛な綱渡り」
56「オペラをつくる」
57「定義集」
58「鯨の死滅する日」
59「2百年の子供」

60「日本の”私”からの手紙」
61「”新しい人”の方へ」
62「日本語と日本人の心」
63「新年の挨拶」
64「最後の小説」
65「”自分の木”の下で」
66「伝える言葉プラス」

 

<以下研究書>
67「大江健三郎全小説解説」
68「大江健三郎とその時代」
69「大江健三郎と”晩年の仕事”」
70「大江健三郎の”義”」