MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「乳と卵」

川上未映子
1中編1短編
芥川受賞作
“乳と卵”
成程”生理”とは確かに”生”の”理”
豊胸手術固執する姉と母と妹
3人各々の独白ながら生理・出産で視点共有させる生理描写の痛みと重みの隠喩が上手い
“あなたたちの恋愛は瀕死”
恋愛文学の基本は”死”
だが一歩手前の”瀕死”に収めた点が面白い

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