村田沙耶香著
芥川賞受賞作
“私の生活も夢も身体も価値観も全てコンビニで出来ている”
38歳
独身
女性
アルバイト
処女
趣味なし
金なし
社会不適合者
でも18年間コンビニだけは自分と適合出来た…
同じバイトを早々に馘になった無職30代エゴ男と同棲し”普通の生き方”を模索していく
現代日本文学を滅多に読まないが歴代芥川賞受賞作でも屈指の名作と推察
コンビニ店員という設定環境的にはディストピアなのに主人公の心理はユートピア
最低限の登場人物・台詞・文章でコンビニの無機質で有機的な閉鎖的小宇宙を五感的に描く
この光景が一般化した日本より海外の方が高評価だと思う