MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「カカーニエン」

一日一編

ウィーン世紀末文学選

ローベルト=ムージル著 天才たちの座す国カカーニエン その後に消滅して理解されなかった国 ヨーロッパ中央にあって国力は下位にあった国 帝政にして王政の神秘学が必要な国 カカーニエンはやはり天才の国だった 多分だからこそ没落していったのだ