MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「旅をする裸の眼」

多和田葉子著 ドイツ・日本作家 ベトナムの女子高生が留学先の東ドイツにて西ドイツの青年に唆され気付けばパリへ到着 映画女優に惹かれ居住地と肉体関係を得てパリで生活 12年も仏語未修得のまま独語とベトナム語だけで主人公にフランス社会を分析し語らせる 随所で意表を突く小説