MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「遅れてきた青年」

大江健三郎
日本ノーベル賞作家
天皇のために命を捧ぐ”と教わりながら戦後を迎え死に時を喪失した”遅れてきた青年”
上京後に大政治家の懐に入り社会的地位を得る
だが戦前戦後と双方の極端な”洗脳”の狭間で心理的には葛藤と渇望が尚残る
自意識過剰で繊細な戦後青年の鬱屈を描く

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