2023-07-19 「遅れてきた青年」 大江健三郎著日本ノーベル賞作家“天皇のために命を捧ぐ”と教わりながら戦後を迎え死に時を喪失した”遅れてきた青年”上京後に大政治家の懐に入り社会的地位を得るだが戦前戦後と双方の極端な”洗脳”の狭間で心理的には葛藤と渇望が尚残る自意識過剰で繊細な戦後青年の鬱屈を描く