MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「たんぽぽ」

川端康成
日本ノーベル賞作家
未完の遺作
たんぽぽ咲く長閑な田舎の精神科医
通称”きちがい病院”
好意を持つ者の身体が見えなくなる架空の病”人体欠視症”の娘
その近親者の心理を深く探る実践的小説
主人公が回想や夢でしか登場しないのが不気味
自殺した著者の狂気の死生観が仄見える

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