MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「洪水はわが魂に及び 下」

大江健三郎
日本ノーベル賞作家

現代日本に”ノアの洪水”迫る
自由航海団と手を組む勇魚
少女や”縮む男”も加わり機動隊の銃撃戦にもつれ込むが…?
あさま山荘事件全共闘を想起する国家vs市民の戦い
独特の近未来設定で反核や若者礼讃を軸に社会から孤立する者の苦悩…
それは戦後日本の歩んだ道でもある

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