MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「犬」

#一日一編
10作目
フリードリヒ=デュレンマット著
スイス劇作家
黒い犬は世界各国で死や不吉の象徴
これを説話+ホラー+不条理にして上手く利用した短編
老衰で生死の狭間を彷徨う富豪男と回復を願う親族や知人
結末がリアル且つ最悪のシチュエーションで”本当にありそうな怖い話”になっている

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