MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「インドへの道」

エドワード=モーガン=フォースター著
イギリス作家
英領インド帝国ムスリム藩王国
親英vs嫌英vs親印vs嫌印=?
オリエンタリズム以上グローバリズム未満”の文明の衝突
証言者なき洞窟での令嬢襲撃は嘘か誠か…?
英印両市民の支配vs被支配のリアルを多階級多文化多角的な視点で描く

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フォースターの短編を読んだ時の感想
“博学で神話的要素が強いけど少し単調かな…”

「インドへの道」の印象はまるで正反対
博識だが決して韜晦はせずあくまで慎重な言葉を選びインド独特の熱帯的情景描写も見事

主人公が詩人傾倒者で文章も詩的に美しく
”これは映像映えするわ〜”
と思ったらしてた笑