MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「無垢の博物館 下」

オルハン=パムク著

ノーベル賞トルコ作家

“純情な不倫とは無垢な恋愛である”

会社経営も妻も捨ててまで夢見た美少女

だが男の滑稽さに幻滅し冷たく遇らい劇作家と結婚して彼は金蔓パトロン扱いを受ける

思い出に縋る様に彼女の所有物を収集し肉欲を満たす男

“人生は博物館だ”

2人の思い出は今も無垢の博物館に飾られている

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