MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「死の劇場」

一日一編

フランス怪談集

アンドレ=ピエール=ド=マンディアルグ著 舞台は南イタリア 主人公は死を目前にした老婆 テーマは記憶と男女性差 モチーフは人間の心身における幾何学的投影 生と死を彩る骨董品と餞は人生における”最後の劇場”の幻想 澁澤龍彦の耽美退廃調な翻訳もまた良し