MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「十六の夢の物語」

ミロラド=パヴィッチ著
セルビア作家・古典学者
短編16集
「ハザール辞典」で有名な著者
ユーゴスラヴィア地域を中心に史実や民謡と夢を混ぜ込んだ物語集
オスマン帝国時代から鉄のカーテンまで幅広く多彩な文化と東欧的な多民族・多宗教的混淆世界を描く
どれも素晴らしい選作

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収録作
"ドゥブロヴニクの晩餐"
"クシャミをするイコン"
"バッカスと豹"
"カーテン"
"朝食"
"夢の投稿"
"聖マルコ広場の馬 もしくはトロイアの物語"
"フェルディナント皇太子 プーシキンを読む"
"アクセアノシラス"
"ロシアンハウンド"
"風の番人"
"沼地"
"ブルーモスク"
"裏返した手袋"
"出来すぎた仕事"
"ワルシャワの街角"