MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「東欧怪談集」総書評

19/26短編が本アンソロジー初訳とそれだけでも価値が高い1冊 ポーランド チェコ スロヴァキア ハンガリー イディッシュ ユーゴスラヴィア ルーマニア マケドニア セルビア ロシア 西欧とまた違う冷気溢れる東欧 あなたも血と死と夢と雪と掟の支配する怪談に誘われることでしょう

以下個人的ランキング

1 「ルカレヴィチ エフロシニア」 ミロラド・パヴィッチ 2 「サラゴサ手稿〜第53日〜トラルバの騎士分団長の物語」 ヤン・ポトツキ 3「吸血鬼」 ペトロ・ミト・アンドレエフスキ 4「バビロンの男」 アイザック・バシェヴィス・シンガー 5「静寂」 ヤーン・レンチョ 6 「笑うでぶ」 スワヴォーミル・ムロージェック 7「生まれそこなった命」 エダ・クリセオヴァー 8 「不吉なマドンナ」 イジー・カラーセク・ゼ・ルヴォヴィツ 9 「一万二千頭の牛」 ミルチャ・エリアーデ 10 「象牙の女」 イヴォ・アンドリッチ 11「見知らぬ人の鏡」 ダニロ・キシュ 12 「蛙」 チャート・ゲーザ 13 「この世の終わり」 ヨゼフ・プシカーシ 14 「出会い」 フランチシェク・シヴァントネル 15 「ファウストの館」 アロイス・イラーセク 16「シャモタ氏の恋人」 シュテファン・グラビンスキ 17「吸血鬼」 ヤン・ネルダ 18「骨と骨髄」 タマーシ・アーロン 19「東スラヴ人の歌」 リュドミラ・ペトルシェフスカヤ 20「不思議通り」 フランシチェク・ミランドラ 21「蝿」 カズミ・ヨネカワ 22「ゴーレム」 イツホク・レイブシュ・ペレツ 23 「こぶ」 レシェク・コワコフスキ 24「足跡」 カレル・チャペック 25「夢」 ジブ・アイ・ミハエスク 26 「ドーディ」 カリンティ・フリジェシ