ジョゼフ=コンラッド著
ポーランド系イギリス作家
5短編集
航海上の話がメイン
陰謀・革命・スパイと冒険推理小説の趣きながら慧眼な西欧文明批評を併せ持つ
西欧には著者自身も人生を狂わされた
“文明の前哨地点”
“秘密の同居人”
“密告者”
“ローマン・プリンス”
“ある船の話”
元ポーランド貴族家系
ワルシャワ蜂起でウクライナ左遷
イギリスで船長昇格
東南アジア〜アフリカ〜南米を航海
英語での創作
近代イギリスの代表作家ながら極めて異質な経歴
植民地側の味方かと思えば宗主国礼讃の場面も多い
いずれにせよ当代作家の中では帝国主義を最も分析した作家なのは間違いない