MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「三大陸周遊記」

イブン=バットゥータ著
マリーン朝ロッコ旅行家

トゥグルク朝デリー法官

正式名称は「都会の珍奇さと旅路の異聞に興味を持つ人々への贈り物」

ロッコ〜北京まで30年に及ぶ見聞録
当時のイスラム世界のほぼ全地域+中国まで歩いた
食・職・風俗・文化・経済・政治・聖と非常に詳細で圧倒的な情報量
本書はダイジェストで原書「大旅行記」は5倍の分量

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旅路の途中で残酷だが開明トゥグルク朝の王に気に入られ法官として奉仕するも不和で追い出される

マリ帝国
アレクサンドリア
バグダード
サマルカンド
イスタンブール
トンブクトゥ
北京
デリー
スマトラ
メッカ
マリンディ
マスカット
グラナダ
カリカット
船と徒歩と駱駝で昔でもこんなに旅できた

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