4人のポルトガル系マカオ人からなるアンソロジー
特に150Pの中編“魅惑的な三つ編みの娘”が素晴らしい
中国の中でも福建などは客家が多い
香港や上海ですら100年弱だがマカオは500年ポルトガルに支配された独特な伝統と文化が息づいた
一方で近代化の喪失を嘆き謳う詩も収録
以下収録作
デオリンダ・ダ・コンセイサォン(短編)
“チョン・サン”
“クァイ・ムイの夢”
“リン・フォンの受難”
“施し”
ルイス・ゴンザガ・ゴメス(地歴紹介)
“マカオのさまざまな名称”
“バーラ廟(媽閣廟)の伝説”
“マカオの風水”
“コオロギ相撲”
“パイナップルの井戸”
“悲恋のものがたり”
エンリケ・デ・セナ・フェルナンデス(中編)
“ア・チャン 舟渡しの女”
“魅惑的な三つ編みの娘”
ジョゼ・ドス・サントス・フェレイラ(詩)
“これぞマカオ”
“ああ マカオよ”
“マカオ 花咲く春”
“マカオとの別れ”
“マカオの甘いことば”
“変わりゆくマカオ”