MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「木星の月」

アリス=マンロー著
ノーベル賞カナダ作家
11短編集
著者に縁の南部カナダ某町が舞台
各短編の人格・心情・自然が共通する緩い連作短編形式
田舎ならではの小規模な閉鎖性・血縁との交流・階級意識・家庭の陰翳を描く
と思いきや最後の”木星の月”で宇宙規模に町を俯瞰していて1本取られた
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収録作
“チャドゥリーとフレミング
“ダルス”
“ターキー・シーズン”
“アクシデント”
バードン・バス”
“プルー”
“レイバー・デイ・ディナー”
“ミセズ・クロスとミセズ・キッド”
“繰り言”
“客”
木星の月”