Entries from 2026-01-01 to 1 year
コンスタンティヌス帝のミラノ勅令 即ちローマ帝国のキリスト教国教化と共に幕開けした東ローマ帝国 その統治理論は皇帝崇拝と市民帝国の絶妙なバランスは儒教的中華王朝に似ている だが中国は非宗教化が進んだのに対しビザンツは徹底宗教化で創造的破壊が起…
多和田葉子著 日本・ドイツ作家 言語は歴史が生む 従って言語の旅は深い歴史を刻む旅にもなる 日常生活の刹那に異文化と言語遊戯が加わる事でこうも魅力的な物語に昇華する 日本人ドイツ語翻訳家は様々な国のルーツを持つ人々と太極拳を学び散歩して翻訳中の…
農業・宗教・法律・戦争・星座・文書・料理・工業・神話・貿易・土器・放牧 シュメール文明を紐解くと現在に至るまでの基本的な人類の営みは既に5000年前には完成していたのだと感じる 南北で異なる風土の結合 4大河文明で唯一2つの大河を有した肥沃な三日月…
震源:北東スペイン・シチリア・北イタリア・シャルトル学派 経緯:シリアでギリシア・ローマ+ペルシア+インド古典翻訳 経由国:イスラーム諸国・ビザンツ帝国 契機:十字軍・東方貿易・都市形成 分野:恋愛詩人登場・自然科学発見・哲学と神学の融合・大学誕生・…
都市圏人口1500万人 東京やジャカルタに次ぐメガロポリスにして世界帝都2600年の悠久の古都イスタンブール 新市街 旧市街 ユスキュダル カドウキョイ ペーラ スルタンアフメット オルタキョイ ベシクタシュ エミノニュ クンカプ ルメリヒサル アナドルヒサル…
三重の城壁と鎖による海上封鎖 黒海とエーゲ海の塩分濃度の差異からくる荒波 火炎放射兵器”ギリシア火” 7丘と隘路のボスフォラス海峡 難攻不落の首都に1000年も続いたビザンツ帝国 身体不具者は皇帝の資格なしとして敗者は盲にされ熾烈な帝位継承戦 十字軍混…
分野を跨ぐオスマン帝国10人の英傑を紹介 建国者オスマン1世 征服者メフメト2世 建築家ミマール・スィナン 垂簾母后キョセム 国父ケマル・アタテュルク 細密画家レヴニー 女性革命家ハリデ・エディプ 西欧化革新者マフムト2世 寵姫ヒュッレム 近代画家オ…
現トルコ共和国つまりアナトリア半島の遺跡と都市から見た歴史 古代ギリシア文明も半分はトルコが担った ビザンツ帝国とローマ帝国とオスマン帝国は勿論ヒッタイトやセルジューク朝に古代ペルシアやオリエントまで豊富な遺跡群 東西文明の十字路たる面目躍如…
オスマン帝国600年に及ぶ全36スルタンを等しく概説 一般に短命な遊牧王朝だがハレムと女奴隷を用いた外戚排除と即位後兄弟殺しで安定した帝位継承を実現 軍事(イェニチェリ) 司法(シュイヒェルイスラム) 徴税(スィパーヒー) 行政(スルタン) オスマン家の宮廷…
サロニカに生を受け幼少より”天才(ケマル)”と呼ばれ若くしてガリポリの戦いで英雄となるも昇進できず燻りアラブとリビアの敗戦でオスマン帝国に見切りを付ける セーヴル条約に抵抗し進歩統一協会を利用し政敵を葬り独裁へ 世俗主義を掲げギリシアを追放した“…
ペンギン 全世界全種合計1億羽 内1/5が動物園飼育 更に内1/4が日本の動物園飼育 南極からガラパゴス諸島まで南極寒流と湧昇流を頼りに生活 南極を起点に子育てする唯一の大型哺乳類 尚ペンギンのコロニーは餓死・凍死・腐敗で雪原の大地が血で真っ赤に染まっ…
オスマン帝国後半〜滅亡〜トルコ共和国建国〜ウクライナ戦争まで ナポレオンに始まるエジプト独立の動揺 更に東方問題の泥沼化と直轄地バルカン喪失 ヨーロッパの領土を失いアラブやイスラームに固執するも離反 軈て”トルコ民族”の国民国家に到達しオスマン…
テュルク民族のテングリ信仰に始まり突厥や匈奴からウイグルに至るトルキスタン史 更にセルジューク朝とルーム・セルジューク朝を経てオスマン帝国の興亡へ 近年の研究で従来のスレイマン大帝を絶頂とする意見は否定 またウクライナのクリミア・ハン国のクリ…
建国〜滅亡の通史 最強常備軍から文書1億の軍事国家へ ルーム(トルコ)やバルカンは勿論アラブ地域や外交・軍事・内政・経済・文化・交易・国際関係まで漏れなく論じる 著者がトルコ文学者だけあり詩や文学の引用も多くソフト面も充実 アーヤーンやティマール…
再読 現トルコとシリアの国境はかつてビザンツ帝国キリスト教徒とウマイヤ朝〜セルジューク朝イスラーム教徒の境界線だった 街の名はタルスース 即ち”ジハードの最前線” トロス山脈麓で異教徒が戦争し交易し共存した国境の街が物語る中世アナトリアの不思議…
バルカン半島の帝国から出発しイスラーム帝国へ 現国境で30ヵ国以上の地を支配したオスマン帝国 現トルコ共和国アナトリア地域は実は最も征服が遅くトルコ人は政府に最も野蛮とされた民族だった 多民族国家ゆえの平和と近代での瓦解 500年の平和の構造に迫る
再読 征服王朝の時代 五代十国を経て遼が燕雲を獲得し金が半農半牧に努め西夏が西域を奪い甲南に遷都した宋 (遼契丹)耶律大石→耶律阿保機vs(沙陀突厥)後唐李存勗→後晋石敬瑭 (金女真)完顔阿骨打 各自疲弊局面に漁夫の利でモンゴルが世界征服
再々読 真に世界史はモンゴル帝国に始まる 近代アジアの大帝国は全て”モンゴルの婿” 緻密な作戦と厳格な組織で脅迫・奇襲・投降勧告・兵糧攻め・現地採用・能力主義を採用しユーラシア大陸を制覇 征服後のロシア・中東・ヨーロッパとの政治経済グローバル化
再読 空前絶後の大帝国モンゴルを継いで中華王朝としては最大版図を築いた明 南宋以後は江南の発展が顕著で人口と農業生産は華北の10倍 更に航海技術も元代に領内となったイスラームに学び南海貿易も大発展 洪武帝朱元璋もこの経済力を背景に中華史上唯一の…
ラシード・アッディーン著 モンゴル帝国イル・ハン朝イラン(フレグ朝)宰相・医師 「旧約聖書」に始まる世界初の世界史編纂の試み ガザン・ハン〜オルジェイトゥ・スルターンの代で完成 <第1部> モンゴル史 テュルク・モンゴル諸部族史 チンギス・ハン家史 <…
要点のまとまった中央アジア史概観 砂漠と草原という不毛の地ゆえに生活の知識や技術が大いに育まれた文明 砂漠のオアシス都市国家と草原の遊牧民国家が中世で混ざり合い機動力のある遊牧軍事国家が現れ最終的な覇者としてモンゴル帝国とティムール帝国が現…
ギリシアで誕生しインドで発展しイスラームが保存しヨーロッパで開花する 学問は保存が最も難しい 研究力の急落し安易な排外主義や冷笑が蔓延る現在の日本を見れば分かる 天文学が誕生したイスラームが没落し一方でヨーロッパ天文学を思い出したように 中世…
アラブの春で最も政局が変わり安定政権から一気に内戦と大量難民を産んだシリア アサドvs反アサドの単純な構図ではなく米英露仏土義中沙と大国の思惑とイスラエルやクルドの占領や独立が絡みテロ組織も乱立状態 ヒズボラ ヌスラ戦線 ISIL アフラール 民主軍 …
再読 3大陸に跨り世界の宝石の1/3を保持した最盛期オスマン帝国 数多の食材が集まる君府イスタンブル 遊牧民の酪農羊肉 山岳民の果樹山菜 狩猟民の鳥猪山羊 漁労民の魚介海藻 農耕民の菜圃麦隴 交易民の甘味菓子 宮廷から大衆まで2000年の悠久の古都が育むト…
エトガル・ケレット著 イスラエル作家 歴史や時事ネタの現実とゲームSFの虚構を兼ね備えたキレのあるオチを持つ超短編版カフカ イスラエルという国の特殊環境がシュールとパロディとリアルとアイロニーの境界線を溶かして混ぜ合わせていく だが確かにそこに…
ハン・ガン著 韓国ノーベル賞作家 8短編集 20代の中短編 既に「菜食主義者」や「別れを告げない」の主題が散見され弱者目線で語る事実にも驚く “私の女の実” “日暮れ時に犬たちはどんな気持ちだろう” “赤ちゃん仏” “ある日彼は” “赤い花の中で” “九つの物語”…
プルースト〜ル・クレジオまで哲学と文学における現代フランス作家と作品を網羅した900Pの鈍器本 誰もが知るスター作家も多くやはり20世紀はフランス文学の時代だと再確認(ノーベル文学賞18人輩出) 翻って21世紀はアフリカ移民など”フランス語圏”7億人と文学…
ヴェロニク・オヴァルデ著 フランス作家 8連作短編集 ある短編の主人公が別の短編の脇役おちうバルザックやフォークナー的な全体像が浮かび上がる秀作 不運だが不幸ではない人々 きっと誰もがそうで人生はだから愛おしいのだろう 表紙も不完全な人間たちの一…
カルロス・フランス著 スイス出身チリ作家 サガン「悲しみよこんにちは」+コンラッド「闇の奥」的セルバ小説 体言止めと隠喩の多さで詩人の作品と分かる アマゾン奥地に隠遁した領事と恋仲の女中 2人の関係を懸念する領事の娘と恋仲の亡命者 相容れぬ親子の…
中世ヨーロッパ〜中国の幻想・訓話・歴史・伝承・神話の集大成 アリババ(アリー爸爸)=ペルシアと中国のシルクロード交易 シンドバッド(インドの街)=インド アラジン(アラー・ウッディーン)=中国 せむし男=ユダヤ教徒とキリスト教徒 ハールーン・アッラシード…