MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

Entries from 2021-12-23 to 1 day

「皇帝ハイレ・セラシエ」

リシャルト=カプシチンスキ著ポーランド作家・記者天皇より古い2000年の歴史を持つエチオピア王家最後の皇帝ハイレ・セラシエvs国家転覆軍人メンギスツ徹底した取材力でクーデター時の側近・民衆・王・暴動者・村人と多階層が見た”事変”を活写圧倒的な密度…

「万国お菓子物語」

みんな大好きお菓子の世界史101話南蛮貿易→鎖国→独自発展した南蛮菓子16世紀から歴史があるマカロンウィーン会議を機に開発されたザッハトルテ激甘トルコ蜂蜜菓子バクラバ茶道と共に発展した和菓子英国と米国で違うマフィンの定義和洋問わず飛び付き研究する…

「無料より安いものもある」

行動経済学なら人間の消費活動もお見通し特にカジノ・金融業・IT等はこれに長けている最近では元カジノオーナーが大統領にもなった(それも名前も”TRUMP”ときた!)YouTubeもアプリも“無料より安いもの”で釣る“無料なのに贅沢!”は行動経済学の掌で転がされて…

「砂漠と草原の遺宝 中央アジアの文化と歴史」

西トルキスタン&シルクロード史当時の騎馬は今の戦車並の兵器近代までの世界帝国の滅亡要因は遊牧民侵攻が殆ど遊牧民は定住地を持たないため遺跡も多くが埋もれてしまうイラン系→トルコ系→モンゴル系の順に興亡スキタイ〜ティムールの中央アジア史