2022-11-04 「クーデタ」 ジョン=アップダイク著アメリカ作家時は冷戦舞台はサハラ架空国家クシュ体制はイスラム社会主義主役はアメリカで学びクーデタで凱旋した大統領“アメリカ化する第三世界”の葛藤・堕落・繁栄を敢えてアメリカ人が描く斬新な構図現在なら”覇権を狙う中国と日本版”の作品も見てみたい 訳者池澤夏樹も自著「マシアス・ギリの失脚」で本書の設定を模倣した モデルは南スーダンが最も近いと思うが該当国はない架空なら史実にも縛られず自由かつ緻密な設定も可能 イスラムの4妻帯制+1愛人が全て別人種で文化衝突させる設定も上手いアフリカが舞台ながら超大国アメリカを客観化する試み