MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「イスラーム医学」

9〜18世紀イスラーム医学史
原典:ヒポクラテス+ガレノス
翻訳:イスハーク→イブン・シーナー
理論大成:ラーズィー
外科:帝王切開瀉血・傷口焼灼の発展
衛生:麻酔(大麻)・防腐(水銀・アルコール)
しかし当時の医学は中世のペストに無力ゆえ最終的に秘術信仰に傾倒し欧米に抜かれた

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基本ルネサンスは翻訳とセット
(明治維新も西洋も)
イスラム:7-16世紀(中国〜インド〜ギリシア)
ヨーロッパ:14-17世紀(ギリシア・ローマ・トルコ)
イスラムは浅く広く長く
ヨーロッパは狭く深く短く
結果ヨーロッパの方が量が少ないからこそ徹底的に質を高め近代化に成功した