MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「人工呼吸」

リカルド=ピグリア著
アルゼンチン作家
同時代著名人をアルゼンチン史に絡めた虚構と現実が混淆
チリのピノチェト軍政下の検閲を掻い潜る為に複雑な構成となった
博覧強記に基づく独自の文学・政治論が息衝く”人工呼吸”文学
史実ではないがカフカヒトラーの邂逅などリアルな表現で描く

 

言及される著名人
アルゼンチン歴代大統領
セルバンテス
ジェイムズ・ジョイス
ホルヘ・ルイス・ボルヘス
アドルフ・ヒトラー
フランツ・カフカ
マックス・ブロート
ヴィトルド・ゴンブローヴィッチ
ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン
タルデフスキ
エンリケ・ビラ・マタス
ロベルト・アルルト

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