MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

Entries from 2024-01-18 to 1 day

「薬」

一日一編 中国怪談集 魯迅著 中華民国作家 中国文学革命の主導者 処刑された清末女性革命家の秋瑾がモデル 肺炎に苦しむ息子に薬(饅頭)を与えて励ます父 それは怪しい男の唆され迷信に藁をも縋る思いで買った”薬”だが息子は死去してしまう 母国の科学後進を…

「木のぼり男爵」

イタロ=カルヴィーノ著 イタリア作家 カタツムリ料理拒否で木に登り死ぬまで樹上生活した少年 人呼んで”木のぼり男爵”! 恋も革命も政府の指示も! 全て上から目線で失礼いたす! ヴォルテールにナポレオン! かかる英雄も跪く! 犬と美女とを追わざるば! …