MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「死体展覧会」

ハサン=ブラーシム著
イラク作家
14短編集
母国で発禁処分され北欧に逃亡し英語圏で読者を獲得した著者
いずれもイラクイラク移民の残忍で暴力的な現実や悲痛な境遇を扱った作品
アメリカによる侵略で国土が荒廃したイラクアフガニスタン
イスラム国台頭の元凶を垣間見た気がした

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収録作
“死体展覧会”
“コンパスと人殺し”
“グリーンゾーンのウサギ”
“軍の機関紙”
“穴”
“自由広場の狂人”
イラク人キリスト”
“アラビアン・ナイフ”
“作曲家”
“ヤギの歌”
“記録と現実”
“あの不吉な微笑”
“カルロス・フエンテスの悪夢”