MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「クコツキィの症例 下」

リュドミラ=ウリツカヤ著

ロシア作家
医療への想いが家族3人をすれ違わせていく
中絶問題に信念をかける父
家族崩壊後の孤独で精神異常を来す母
ミュージシャンとの恋で気付く日常の側に溢れる幸せ
娘の孫出産を機に再び寄り添い合う一家と女性観の再考
共産主義社会の家族の生と死のカルテ
“クコツキィ家の症例”

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