MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「あの人たちが本を焼いた日」

ジーン=リース著
ドミニカ国作家
14短編集
「サルガッソーの広い海」で有名なカリブのポストコロニアリズム的叛逆者
主に西欧列強に蝕まれたドミニカ社会を描く
牢獄での差別・言論統制・貧困社会の現実…
女性×植民地×マイノリティ×比較文化をコンパクトにまとめている

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収録作
“あの人たちが本を焼いた日”
“あいつらにはジャズって呼ばせておけ”
“心霊信奉者”
マヌカン
“フランスの刑務所にて”
“母であることを学ぶ”
“シディ”
“飢え”
“金色荘にて”
ロータス
“ではまた九月に…ペトロネラ”
“よそ者を探る”
“堅固な家”
“機械の外側で”