MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「チェルノブイリの祈り」

スヴェトラーナ=アレクシェーヴィッチ著
ノーベル賞ベラルーシ作家
チェルノブイリ原発事故
隠蔽・封殺された市民達の声をリアルかつ客観的に叙述
放射能が蝕み国家が見放す悲痛の真実
これは過去ではなく”未来の物語”
そこには著者の”祈りとも言える願い”が込められている

この10年で”福島”は”FUKUSHIMA”になった

数値上チェルノブイリに比べ福島の被曝量は圧倒的に低い

だが残念ながら”世界史上唯一の被爆国”の対応はソ連同様に隠蔽と利権に塗れていた様だ

私が知る限り福島原発事故について海外作家はいても日本人が筆を取った”ルポ文学”に値する作品は未だ存在しない

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