MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

Entries from 2022-02-18 to 1 day

「葉隠入門」

三島由紀夫著名著「葉隠」肥前国佐賀鍋島藩士の山本常朝の心得る”江戸後期の武士道”筆録を三島が解説&翻訳既に天下太平の世で宮本武蔵「五輪書」の様に剣術紹介などは皆無武士の美学・勉学・道徳を昭和の世に問う「憂国」で見た割腹自殺のシーンも伺える古典…

「花ざかりの森・憂国」

三島由紀夫著13短編集16才の作品”花ざかりの森”と切腹自殺の胸中を伺える”憂国”が妙 本作は三島お気に入りの作品を選出相変わらず古典の知識や心理描写が凄まじい 他にもビート文学の”月”や中世の教訓話の様な“中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の…