MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

Entries from 2021-12-28 to 1 day

「1Q84 Book3 10-12月 後編」

村上春樹著タマルの覚悟と牛河の運命新たな教団とリトルピープルの行方NHK集金人の正体そして遂に邂逅する青豆と天吾再びいつかに見渡した”あの場所”へ9ヶ月間2つ月の世界に遺された羽化前の”空気さなぎ”シンフォニエッタの残響と澄み渡る年“1Q84”幻想世界の…

「1Q84 Book3 10-12月 前編」

村上春樹著教祖殺害を受け活発化する教団親が在籍した類似の宗教団体”さきがけ”に奪われた幼少期を想起する青豆不意の陣痛に”ある確信”を持つが…?父訃報を受け天吾も”ある確信”と遺品に黄昏れる牛河の悲しい過去と迫る魔手全ての謎は「空気さなぎ」に収斂し…

「1Q84 Book2 7-9月 後編」

村上春樹著ふかえりの奇行の末に”実態の伴わない奇妙な射精”をした天吾幼馴染の青豆と構想中の長編小説が脳裏をよぎるそんな中マダムとタマルの協力で教祖単身面会を果たす青豆暗殺の行方は…?単独尾行する牛河青豆と天吾の自宅を不気味なNHK集金人が執拗に2…

「1Q84 BOOK2 7-9月 前編」

村上春樹著ふかえり失踪に騒然の世間実は天吾が自宅で匿い彼女の代父が情報収集する傍ら父の危篤を受け”猫の街”へ通院胡散臭い醜男の牛河が予備校を彷徨く更に幼女貫通の儀式を行う教団を戒めるべく児童養護施設と組み教祖暗殺を目論む青豆夜に無音の雷鳴が…

「1Q84 BOOK1 4-6月 後編」

村上春樹著ヤナーチェク音楽に始まる物語の加速幻想的だがリアルな「空気さなぎ」の秘密とは?鍵を握る青豆と天吾とふかえりの争奪戦エステを営む裏で暗殺を行う青豆と快楽に浸る友人婦警一方ふかえりのマスコミ受けと代筆疑惑解消に忙殺する敏腕編集者の小…

「1Q84 BOOK1 4-6月 前編」

村上春樹著“1984年”オーウェルの小説名でありApple初代Macintosh販売開始の年そして青豆が首都高速の路傍で月を睨み世界を”1Q84”と名付けた年美少女”ふかえり”作「空気さなぎ」のゴーストライターになる数学予備校講師の天吾文学賞に沸く中で蠢き出す者の真…