MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

Entries from 2023-06-26 to 1 day

「燃え上がる緑の木 第3部 大いなる日に」

大江健三郎著日本ノーベル賞作家新ギー兄さんの癲癇に幻滅し教会を去ったサッチャンが帰還した2人は農場経営を手放すが信者巡礼と左翼の再襲撃は収まらず過激化教会は幹部離散で分裂し解散宗教の勃興〜組織化〜破滅大いなる日に主の復活を!Rejoice!

「燃え上がる緑の木 第2部 揺れ動く(ヴァシレーション)」

大江健三郎著日本ノーベル賞作家”燃え上がる緑の木教会”結成父”総領事”の死転換で両性具有化したサッチャンへの射精当初こそ疑われた”治癒の奇跡”が現実となり新ギー兄さんの信者も急増燃えろ肉のペニス!浸れ魂のヴァギナ!Rejoice!

「燃え上がる緑の木 第1部 “救い主”が殴られるまで」

大江健三郎著日本ノーベル賞作家“神は死んだ”時代の大江版キリスト伝「懐かしい年への手紙」の先代ギー兄さん死後オーバー(大婆)から次期後継指名を受けた新ギー兄さんの受難劇“世なき救い主は救世主たりえん!”殴れ!嬲れ!嘆け!Rejoice!

「懐かしい年への手紙」

大江健三郎著日本ノーベル賞作家半自伝の書簡体(手紙)小説“永遠の夢の時=懐かしい年”作家K(=大江=イェーツ傾倒)ギー兄さん(=義兄=ダンテ研究者=K分身=千里眼=口頭伝承後継)自他の批評と作風再現で全作品を振り返る集大成<地獄篇> &<煉獄篇>を廻る”大江版ダン…

「新年の挨拶」

大江健三郎著日本ノーベル賞作家常に最新の情報を得て作品に投影していく作家の世紀末エッセイノーベル賞受賞後に各界著名人や読者と交わす新年の”炉辺談話”反原発やノーベル賞受賞の裏側書けなくなったスランプ時代家族と自分言葉と行動芸樹と音楽障害を持…

「静かな生活」

大江健三郎著日本ノーベル賞作家鬱で母を連れて海外で療養する大作家K(=大江)兄(オーちゃん)と妹(マーちゃん)だけで介護する障害者の長男(イーヨー) 長男の痴漢冤罪や弱者迫害に憤る兄妹だが水泳・音楽・親戚の愛で絆を深め徐々に恢復していく妹目線で描く大…