MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「キリストは再び十字架にかけられる」

ニコス=カザンザキス
ギリシア作家
聖書・民族主義文学・難民問題・方言をユーモラスに描く傑作
オスマン帝国ギリシア人村
エス復活祭再現劇の役者を募る地元教会
トルコvsユダvsイエス
受胎→受容→受難→受刑
エス役美少年に待つ”茨の道(Via Dolorosa”

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如何にもギリシア的でプロットが上手い傑作

基本はギリシア人目線で進行するがきちんとオスマン帝国のトルコ目線の語りも忘れない

ブリキの太鼓
巨匠とマルガリータ
クッツェー諸作品
聖書や古典のオマージュが好きな方にお薦め