MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

ウィリアム=フォークナー全12冊読破記念総書評

<ノーベル賞受賞理由>
“現代アメリカ小説への独創的な貢献”
その深淵な世界は選考者すら定義不可で曖昧な評価にせざるを得ない程
神話性
写実性
暴力性
宗教性
自伝性
因習性
南部ヨクナパトーファ群を舞台に”意識の流れ”で複雑かつ緻密な人物と世界を構築

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以下個人的ランキング

1.「ポータブル・フォークナー」
2.「響きと怒り
3.「アブサロム アブサロム!」
4.「八月の光
5.「エミリーに薔薇を」
6.「サンクチュアリ
7.「土にまみれた旗」
8.「死の床に横たわりて
9.「兵士の報酬」
10.「フォークナー短編集」

1x1+2x2+3x3…指数対数的拡大の全作連結サーガ