MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

アミタヴ=ゴーシュ全4冊読破記念総書評

科学と地理歴史を中心にした博識
豊かで独特な感性
大衆的個人が主役ながら世界史の双方に真摯に向き合う稀有な作家
エジプトやビルマと母国インドに留まらないノスタルジーを謳う
社会文化面から植民地支配を弾劾する作家は多いが科学環境面からの検証者は貴重
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以下個人的ランキング

1.「ガラスの宮殿」
2.「カルカッタ染色体」
3.「シャドウ・ラインズ」
4.「大いなる錯乱」

ナイポール
ラシュディ
アルンダティ・ロイ
ラヒリ
アニタ&キラン・デサイ
アディガ
ゴーシュ

2022年の国際ブッカー賞もインド系作家
今日インド系作家なき英語圏文学は考えられない