MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「ここから世界が始まる」

トルーマンカポーティ
アメリカ作家
解説:村上春樹
14短編集
“8歳で作家になった”と豪語する著者の始まりを告げる初期作を収録
少年少女の年齢と知性に沿う巧みな心理描写と表現
流麗な文章だが奥深く繊細
似た作品が多いが飽きさせず寧ろ次章に行くにつれ期待値も高まる

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収録作

“分かれる道”
“水車場の店”
ヒルダ”
“ミス・ベル・ランキン”
“もし忘れたら”
“火中の蛾”
“沼地の恐怖”
“知っていて知らない人”
“ルイーズ”
“これはジェイミーに”
“ルーシー”
西行車線”
“似た者同士”
“ここから世界が始まる”

+略伝・評伝・編集後記を掲載