MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「アメリカ大陸のナチ文学」

ロベルト=ボラーニョ著
チリ作家・詩人
総勢30名の架空作家の架空書評と実在作家の実在書評が混淆した”極右作家列伝”
第二次大戦の戦場でない中南米は敵愾心がなく反米で迎合
アイヒマン等ナチ残党の亡命も続出
終章は「はるかな星」原型
架空だと忘れる程の豊かな想像力

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