MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「石蹴り遊び」

フリオ=コルタサル
アルゼンチン作家
”石蹴り遊び”の様に章読了後に指定ページへ移動を繰り返す実験的作風
2通りの読み方がある”2都物語”
パリ:ラ・ボエーム的な芸術サロン
ブエノスアイレス(南米のパリ):現代作家の苦悩
トラベラー:両世界に登場するパイプ役2つのパリのコラージュ

今まで読んだ本でもトップクラスにハードな作品
(600P +2段組+読み方2通り+技巧的文章+芸術の蘊蓄+読み飛ばし選択+読み方指定)

コラージュ式ミステリの要素もあり文章も上手いので読ませる
パリの方は子育てや人付き合いなど生活面も十分に描いている

似た形式の「ユリシーズ」も読んでみたくなった

f:id:MarioPamuk:20220813113729j:image
f:id:MarioPamuk:20220813113753j:image
f:id:MarioPamuk:20220813113736j:image
f:id:MarioPamuk:20220813113724j:image
f:id:MarioPamuk:20220813113714j:image