フリオ=コルタサル著
アルゼンチン作家
”石蹴り遊び”の様に章読了後に指定ページへ移動を繰り返す実験的作風
2通りの読み方がある”2都物語”
パリ:ラ・ボエーム的な芸術サロン
ブエノスアイレス(南米のパリ):現代作家の苦悩
トラベラー:両世界に登場するパイプ役2つのパリのコラージュ
今まで読んだ本でもトップクラスにハードな作品
(600P +2段組+読み方2通り+技巧的文章+芸術の蘊蓄+読み飛ばし選択+読み方指定)
コラージュ式ミステリの要素もあり文章も上手いので読ませる
パリの方は子育てや人付き合いなど生活面も十分に描いている
似た形式の「ユリシーズ」も読んでみたくなった