MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「シャギー・ベイン」

ダグラス=スチュアート著
スコットランド作家
ブッカー賞受賞作
半自伝+処女作=傑作
酒+男癖が強い美人母アグネス
男色で虐めに遭う息子シャギー
醜男だが狡猾で好色な父シャグ
サッチャーの脱英国病政策で高失業率の炭鉱街グラスゴー
宗教・性差・貧困と闘う母子の絆と愛の物語

f:id:MarioPamuk:20220611101214j:image

驚く事に著者は読書経験も学歴も全くない素人
30社に出版を断られ小規模出版社から異例の全米100万部

“個人の体験”が小説の題材であると改めて感じた

にしてもイイ女ほど刺激欲しさにダメ男に人生を狂わされる…
ありきたりですが生涯を共にするパートナーは優しさと堅実さが1番です…(27歳独身男性)