MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「メアリ・ヴェントゥーラと第九王国」

シルヴィア=プラス著
アメリカ作家・詩人
8短編集
若さを謳い若くに死んだ天才が魅せる鋭いキレ味の短編集
ケルアックやサリンジャー的なアメリカ的青春文学に壮絶な自身の人生が色濃く反映
個人的には文字通り親が決めたレールに子が抗う表題作が秀逸と感じた

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収録作
“メアリ・ヴェントゥーラと第九王国”
“ミスター・プレスコットが死んだ日”
“十五ドルのイーグル”
“ブロッサム・ストリートの娘たち”
“これでいいのだスーツ”
“五十九番目の熊”
“ジョニー・パニックと夢聖書”
“みなこの世にない人たち”