MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「女王ロアーナ 神秘の炎 下」

ウンベルト=エーコ

イタリア作家
歴史と著者自身の過去を辿る旅も終盤へ
神秘の炎に包まれた在りし日の女性画像”女王ロアーナ”
ムッソリーニ体制に子供ながら感じた違和感と共感
栄光のローマ帝国文化と”未回収のイタリア”を巡る動乱
小説としても面白いが歴史回顧録や文化研究書としても充実のデータ量

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