MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「薔薇とハナムグリ」

アルベルト=モラヴィア
イタリア作家
15短編集
自身の才能は勿論3度の結婚の内2人はノーベル賞候補級の作家エルサ・モランテとダーチャ・マライーニという遍歴
絵画的日常を切り取ったシュールで繊細な描写とオチ
更に肉体・性・近親・愛人と自身の遍歴と同じ”愛”の多角的分析

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収録作
“部屋に生えた木”
“怠け者の夢”
“薔薇とハナムグリ
“パパーロ”
“清麗閣”
“夢に生きる島”
“ワニ”
“疫病”
“いまわのきわ”
“ショーウィンドウのなかの幸せ”
“二つの宝”
“蛸の言い分”
“春物ラインナップ”
“月の<特派員>による初の地球からのリポート”
“記念碑”