MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「ウォーターダンサー」

タナハシ=コーツ著
アメリカ作家
南部奴隷制社会
“水の踊り子”の母と白人の下に生まれ記憶力抜群ながら母の記憶だけ喪失した黒人奴隷
逃亡と収監の後タブマン率いる黒人奴隷解放結社”地下鉄道”の幹部へ
静かに波紋する日常と檄流の如き地獄
水瓶と涙に濡れた母の思い出に生きる英雄たち

なお”地下鉄道”もハリエット・タブマンも歴史上の人物
当時は地下鉄など存在しないがこれを登場させたホワイトヘッドのSF「地下鉄道」も同種の作品で傑作

黒人初オバマ大統領の”性急な人種平等化政策”は白人の不満を招きトランプ大統領当選に繋がった

f:id:MarioPamuk:20220502072500j:image
f:id:MarioPamuk:20220502072448j:image
f:id:MarioPamuk:20220502072452j:image
f:id:MarioPamuk:20220502072457j:image
f:id:MarioPamuk:20220502072454j:image
搾取労働や賃金格差は現代日本とて例外ではない